生後0ヶ月の赤ちゃん成長カレンダー

生後0カ月の赤ちゃん

体はまだふにゃふにゃ。原始反射がみられます

0ヶ月/オムツもぶかぶか。目を閉じた新生児

首はグラグラし、筋肉もまだ発達していないため、生まれたての赤ちゃんの体はふにゃふにゃ。目はまだぼんやりと見える程度ですが、顔を近づけるとじっと見つめてくれたりします。ただ視覚以外の五感は発達していて、ママのにおいや声、おっぱいとミルクの味の違いがわかると言われています。空腹、オムツがぬれて気持ち悪い、暑い、寒いなど、すべて泣くことでしか表現できないので、1日中泣いているように感じるかもしれませんが、成長とともに治まってきます。
 生まれてすぐから生後45カ月頃までは、大きな音にビクッと反応する「モロー反射」や手のひらに触れると握り返してくる「把握反射」など、無意識に体が反応する原始反射が見られるのも特徴です。

昼夜なく、一日中、寝たり起きたりしています

新生児の一日は寝て、飲んでの繰り返しです。眠りが浅く、昼夜の区別なく23時間おきに目を覚まします。まだ飲み方が上手でなく、ママの母乳もあまり出ていないため、授乳間隔は短く不規則になりがち。少し飲むと寝てしまって、1時間も経たないうちに起きて泣くこともよくあります。
この時期は赤ちゃんもママも、新しい環境や生活に慣れ始める頃。産後すぐで疲れた体にもかかわらず、泣き止まなかったり、なかなか眠らなかったりと、戸惑う場面も多いかと思いますが、なるべくまわりの人の力をたくさん借りて、無理せず、気負わず、過ごしてください。

お世話のポイント

泣いたら授乳&オムツ替え

赤ちゃんが泣いたら、まずオムツが汚れていないか確認します。おしっこもウンチも頻繁に出るので、1日に何度もオムツ替えをします。その際、強く足を引っ張ると股関節脱臼を起こすおそれがあるので注意を。また、 寒い時期は赤ちゃんが驚いて泣き出さないように、手やおしりふきを温めてからオムツ替を替えてあげるといいですね。  授乳も頻繁で、間隔も不規則。飲む力も弱いので、時間もかかります。ミルクや搾乳が必要な場合は、さらに哺乳瓶の準備や消毒する時間などもあわせると、ほとんど授乳間隔が開かず、一日中授乳しているような状態になります。疲れると母乳の出も悪くなるので、横になったまま飲ませたり、ミルクをパパにお願いしたりして、ママが休める方法も見つけて。

ベビーバスで沐浴

まだ抵抗力が弱いのでベビーバスなど、大人とは別のお風呂に入れます。専用のベビーバスや、広ければ洗面台やキッチンの流しなどを使います。新陳代謝が活発なので、毎日、できれば同じ時間帯にいれるように心がけて。
 夏は38度、冬は40度を目安にお湯をため、赤ちゃんを手で支えながら、ガーゼと石鹸をつかって洗います。時間がかかると、ママも赤ちゃんも疲れてしまうので、5-10分くらいで終わらせるのを目標に。特に首や脇、関節の裏側など、くびれているところの洗い残しや水分のふき忘れに気をつけて。

ねんね環境を整える

1日の大半を寝て過ごす時期なので、安全で清潔な場所を準備してあげて。事故を防いだり、泣いたらすぐに駆けつけられるように、日中もママの近くにねんねの場所をつくるのがいいでしょう。まわりに落下しそうなものがないか、エアコンの風や直射日光があたらないかなど、安全面と快適面をあわせてねんねの場所を選んであげて。  お布団は赤ちゃんの背骨に負担がかからないように、固めのものを。汗をかいたり、吐き戻しなどでよく汚れるので、丸洗いできるものがおすすめです。

ママのこと

体は傷だらけ。心が不安定になることも

出産の感動に浸る間もなくやってくるのが、産後の痛み。会陰切開の縫合に始まり、子宮が元に戻る時の後陣痛、分娩のいきみによる筋肉痛、なかには分娩に伴う痔など、さまざまな痛みに襲われます。さらに産後すぐに始まる赤ちゃんのお世話に追われ、睡眠時間もままなりません。また、マタニティブルーズといって、ホルモンの影響で気分が落ち込みやすくなり、涙が止まらなくなることもあります。そんな心も体もボロボロのこの時期は、うまくまわりに頼って、自分の体を休めることを優先して。産後1カ月の産後健診の頃には、出産時の体の傷はほとんど治り、赤ちゃんとの新しい生活もだんだんと軌道に乗ってきます。
 また、自治体の赤ちゃん訪問(こんにちは赤ちゃん事業)を依頼しましょう。生後4カ月頃までの間に指導員が自宅に来てくれ、赤ちゃんの健康診査やママの困りごとの対応、地域情報などを提供してくれます。退院したら早めに依頼を。

お悩みQ&A

母乳が足りているか不安。ミルクを足す目安は?

生まれてすぐの赤ちゃんは、飲む量よりも、おしっこやウンチなどで出る量の方が多いため、一時的に体重が減ります。個人差もありますが、退院する1週間後くらいには生まれた時の体重に戻っていきます。産院では毎日赤ちゃんの体重を計ったり、授乳指導の際に母乳量を調べたりするので、足りないときは指示に従ってミルクを足してください。
退院後は、おしっこが出た回数や赤ちゃんの機嫌を見てあげて。赤ちゃん用の体重計がある場合は、1日20gの体重増加を目安に。ただし、気温やウンチの量などでも体重は変動するので、あまり神経質になりすぎないようにしてください。おしっこが出ていない、赤ちゃんが弱々しい声で泣いてばかりいる、体重が少しも増えないなどがあれば、ミルクを足すかどうか産院に相談してみて。

同じ方向ばかり向いて寝るけど大丈夫?

ねんねの時期を過ぎると、頭の形が整ってくるので、この時期の向きグセはあまり気にする必要はありません。どうしても気になる時は、やさしく顔の向きを変えてあげたり、反対側から声をかけたりしてみて。ただし、うつぶせ寝にさせるのは窒息する危険があるので、避けて。また、タオルなどで向かせたくない方に壁を作って頭の位置を調整するのも、窒息の恐れがあります。

赤ちゃんが寝てくれない!寝不足なんてないの?

少し寝たと思ったらすぐ起きる、一日中泣いているなど、赤ちゃんが寝てくれないと嘆くママは多いもの。けれども、赤ちゃんは少しずつでも寝ているので寝不足の心配はいりません。眠りが浅いので、空腹や小さな物音でもすぐに目が覚めてしまうのです。泣いたときは授乳やオムツ替え以外にも、暑さや寒さ、寝心地や肌着の着心地などに不快な点がないかも確認を。
ママの寝不足で悩んだ時は、抱っこを他の人に変わってもらったり、日中も赤ちゃんと一緒に横になって過ごすなどして、乗り切って。

緑色のウンチが出ています。どこか悪いの?

生後まもなくの赤ちゃんのウンチは、ベタベタした黒っぽい胎便と呼ばれるものが出てきます。これは赤ちゃんがお腹のなかで飲んだ羊水などが出てきたもの。その後、3日目頃からだんだんと黄土色に近づいてきますが、たまに緑色のウンチが出ることも。これは胆汁に含まれる成分の影響によるものなので心配いりません。ただし白っぽいウンチや血便が出たときは、小児科の受診を。

背中や腕の毛が濃くてびっくり。女の子なんだけど・・・

お腹のなかの赤ちゃんは全身が産毛に覆われています。たいていは生まれる前に抜けますが、中にはあまり抜けないまま生まれてくる子もいます。そのため、背中や腕、肩やおでこなど、驚くほどフサフサで毛深い赤ちゃんも。でも、3カ月くらいで自然に抜けていくので心配しないで。

げっぷが出ないけど、どうしたらいい?

赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲む時に、空気も飲んでいるので、吐き戻しを避けるために寝かせる前にげっぷを出してあげます。縦抱きにして背中をトントンとたたいたり、肩の上に抱えあげたりすると出やすくなります。最初は要領がつかめず、苦労するママも多いのですが、毎回げっぷするとは限らないので、無理に長時間粘らなくてもOKです。げっぷが出なかったときは、しばらく縦抱きにしておくか、吐き戻しが喉に詰まらないように、背中にタオルなどをあてて少し横向きに寝かせるといいでしょう。